はなぶさ幼稚園
今月の和尚

2022年度の今月のお尚

毎月発行の「はなぶさだより」に園主(雲山寺住職)からの一言を載せています。

3月
NHKで80年代のシティーポップスの特集がありましたが何故か今、世界で流行っているとか。ちょうど私が高校・大学の頃と重なるので、歌を聴くだけで、あの頃の楽しい事、悲しい事、苦い思い出等々、瞬時にいろいろと蘇りました。歌には聴く人のその時々の場面がインプットされているようです。
3月の歌といえば卒業に関する様々な曲がありますが、「仰げば尊し」ほど不思議な歌はないと思います。昔的な歌詞云々と揶揄されますが、以前に小学校で卒業生が歌いたいということで、卒業式に聴く機会がありました。私は歌った記憶がありませんが、自然と涙があふれてくるのは何故なのでしょうか?
導いていただいた師の恩への感謝。蛍雪の友への惜別の想いや出発への決意が端的に込められている素敵な歌だからこそ、情感に訴えるのではないでしょうか。時は令和へと移りましたが、教え子の行く末を案ずる想いは変わりません。卒園児の健闘を切に祈ります。

お尚 

2月
毎度マラソンネタですいませんが、先日の大阪国際女子マラソンで安藤友香選手が3位に入りました。30Km辺りまでは先頭集団で走っていて余裕があるように見えましたが、ペースメーカー役のランナーが外れた途端、エチオピアの選手二人が抜け出しました。安藤選手には何とか追走して欲しかったのですが最後のスパート力の違いで残念ながら優勝は逃してしまいました。
マラソンは常に自分との闘いですが、そこに相手との駆け引きも加わり大変過酷な競技です。その日の自分の調子を見極めてどのようにレースを運ぶのかを考え、相手の調子も見計らいながら自問自答の中で答えを出していく、ある意味仏道修行に通ずるものがあると思います。
今月は短いので、時間に流されないよう少し冷静になって自分を見つめ直してみようと思います。

お尚 

1月
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
今年の初日の出は神々しくも穏やかでした。私も年男なので自分自身はもちろんのこと、家族や皆様の一年の無事を一心にお祈りしました。
さて我が家の三が日は、毎年恒例の駅伝三昧で過ぎてしまいました。元日の実業団、二日三日の箱根駅伝も好天で、ブレーキになる選手もなく実力のあるチームが順当に優勝しました。今回は連覇を逃しましたが、青山学院大学の原監督は、調子の上がらない選手たちへ終始「スマイル!」と呼び掛けて鼓舞していました。
苦しい時にこそ笑いによる救いが大切だと私も思います。優しい言葉かけと笑顔が必ず廻りを明るくしてくれます。年頭にあたり、私もこの精神でいこうと思います。

お尚 

12月
何だかんだでもう師走です。この一年もコロナ禍とウクライナ問題で明け暮れました。何か良いニュースはないものかと思い起こすと、東京五輪の日本選手の活躍や、仙台育英高等学校の甲子園日本一など輝かしいものもありました。しかしながら、思い出されるのは悪い事ばかりで憂鬱になります。
「チコちゃんに叱られる!」でも取り上げていましたが、人はなぜ悪いイメージを覚えているのかという問いに、悲劇を繰り返さないためという答えになりました。同じ失敗を繰り返さないように常に学習していると肯定的に捉えていました。お釈迦さまも悟りに至るまでの試行錯誤があったからこそ、成道できたと思います。苦しい時に耐え忍んで乗り切れば、その先に光明が見えてくるはずです。私たちもお釈迦様の後をついていきながら、自分自身を見つめなおしていきましょう!

お尚 

11月
メジャーリーグで活躍の大谷選手の二刀流も当たり前になってしまっています。メジャーリーグでレギュラーを取ることが稀なのに、しかも投手として15勝、登板した翌日にも打者として出場してホームラン34本。二桁勝利に二桁ホームランは104年ぶりの快挙に加え、規定投球回数、打席をクリアしてしまいました。投手に専念して〇勝とか、打者で打率が〇割とかホームラン〇本とかでもすごいのに、それを一人で全てクリアした上に、去年よりは今年、今年より来年と進化し続けている姿は超人です。
しかしながら、今年のMVP候補はホームラン62本を打ち、メジャーア・リーグ記録を61年ぶりに更新したアーロン・ジャッジ選手が有力です。どちらもすごいのですが、本当に困難な偉業をし続けている姿を当たり前と思ってはいけません。心眼を養わなくてはなりません。

お尚 

10月
食欲・スポーツ・読書・芸術等々、秋の形容詞が沢山ありますが、皆さんはどれでしょうか?
私はスポーツ?と芸術ですね。先ずはジム通いが丁度1年になります。大体週一回ですが奇跡的に続いています。筋力がついたおかげで代謝が良くなり体も調子良いです。食事もお酒も美味しく感じられます。
次に、この時期はクラシックコンサートが多く企画され、どれを選ぼうか迷うほど目白押しです。お金の心配がないのなら、次々と聴きにいきたいところですが、そうはいかないのが現実です。
いずれにしても、日々の生活に潤いを与えてくれるのが趣味の世界です。仕事と趣味が両立できていると、心の健康も保たれると思います。お互いさま何かと慌ただしい日々を送っていますが、少しはホッとする時間を持ちましょう。そして移り行く秋を存分に楽しみましょう!

お尚 

9月
仙台育英高校の夏の甲子園優勝により、深紅の優勝旗が白河の関を越えてとうとう東北に来ました!
いつかはとボンヤリ思っていましたが、今年?と半信半疑でした。須江監督のスピーチが秀逸でしたね。スポーツはレギュラーと控えに分かれることが常識で、その判断は殆ど指導者によるものです。
須江監督は、選手の成績を数値として可視化して、それが上がればベンチ入りという選手が納得できるスタイルを作り、今回素晴らしいチームで全国制覇を成し遂げたのです。エースや4番バッターという概念に囚われず、ベンチ入りの全員が戦力という改革をしてみせました。監督自身の苦い経験や教育者としての理念が反映されたものと思います。本当にすばらしいの一言です!
さあ、スポーツや食欲の秋です。私達も体を動かしましょう!!

お尚 

8月
新型コロナウイルス感染拡大が収まりません。ワクチンを接種すれば・・という希望を抱いていま
したが、もう4回目です。この先、5回6回と続くのでしょうか?
今年は東北の夏祭りも開催予定で、仙台七夕も前夜の花火大会を行うと大々的に報道されました。
しかしながら、この第7波の急増の状況を考えるとどうしたものでしょう。せっかくの夏だというのに水を差された感じで残念です。地域の夏祭りの中止も3年になると、子どもたちは何が楽しいのかもわからずに成長してしまうことになります。
やはりマスクと消毒と換気という基本的な自己防衛を行いつつ、慎重に行事に臨む姿勢が大事です。
ロックダウンはもうこりごりですから、皆で約束を守りながら何とか楽しい夏にしていきたいです!

お尚 

7月
6月中に梅雨が明け!?というまさかの報道がありました。今から暑いんじゃ先が思いやられます。
ある気象予報士は梅雨の中休みじゃないかと言っていましたが、来週の予報を見ると本格的な梅雨
明けはもう少し先かもしれませんね。
相変わらずコロナの新規感染者数は高止まりしていますが、今年は仙台七夕前夜祭の花火大会を開
催するそうです。一方で地元の学区民祭りや町内の夏祭りは中止ということで、なかなか対応が難
しいところです。園の夏の行事は感染防止に努めながら、縮小ではありますが開催する予定です。
コロナへの警戒心が薄れつつありますが、そこはしっかりとして忘れずにしながら楽しみたいと思
います。

お尚 

6月
アッという間に6月ですね。今年は季節の進み具合が速いのか、梅の実も大きくなってきました。
この分だと入梅も早いのでしょうか?
木々の葉は新緑から深い緑へと変わり、ウグイスは相変わらず良い声で鳴き、ツバメやスズメは子育てに忙しそうです。そうようなのどかな一日を遮るように自衛隊の砲撃訓練の音が響き渡ります。
いつもなら何事もなく過ごすのですが、ロシアによるウクライナ侵略以来、毎日この音を聞き命の危険と隣合わせの生活を送らなければならない方々の心情を思うと、やるせない気持ちになります。
一刻も早い終結を祈ると共に、この日本が同じ道を歩まないように努力しなければなりません。

お尚 

5月
桜の季節もあっという間に過ぎて、今は藤、ツツジ、新緑の季節へと移りつつあります。昨年は早々に燕の姿を見ましたが、今年はまだです。少し遅れているのでしょうか?
新生活も一か月を過ぎ、ようやくリズムに慣れた頃かなと思います。世の中は、相変わらず暗いニュースばかりですが、元気な子どもたちの声に救われる思いがします。きっとウクライナの人々も同じ思いをしているのではないでしょうか?
元気なその姿には、見ている大人への頑張れというエールが込められているかのようです。
ウクライナの子どもたちが安全に外で走り回れる時が一刻も早く訪れることを切に祈ります。

お尚 

4月
進級、新入園おめでとうございます。みんな希望に胸を膨らませていることでしょう。
この時期は各自を取り巻く環境の変化が大きく、楽しみ半分、不安も半分、何ともいえない不思議な気分です。
成長のためには変化も必要で、大人も子供も、それぞれに不安定な心を抱えながらチャレンジをしていくというサイクルの中で生活しています。正に諸行無常の世界ですね。
今年度もコロナで様々な行事を行えるのかどうかの不安もあります。以前のよう賑やかに活動できるのか、それともコロナと共存しながらの生活なのか。感染に注意を払いつつ慎重に保育を進めて参ります。
皆様、宜しくお願いいたします。

お尚 

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