はなぶさ幼稚園
今月の和尚

2010年度の今月のお尚

毎月発行の「はなぶさだより」に園主(雲山寺住職)からの一言を載せています。

3月
鬼の2月から微笑みの3月となりました。年度末で先生方は大わらわ。
泣いたり笑ったり、怒ったりすねたり・・・。いろいろあってのこの三月、今年度の集大
成です。ここで学んだことや仏さまの教えを胸に、大きく羽ばたいてほしいと思います。
もうひとがんばり。その中でも微笑むことも忘れずに。幼稚園のおひなさまのように。

お尚

2月
先日、さくらんぼ出荷のニュースを見ました。生育環境を暑い時期に冷やし、寒い時に暖
めた結果なんだそうですが・・・。
自然エネルギーだけではなく、余分なエネルギーを使って作る時季はずれの物が身近にも
いっぱいにあります。この頃の気象のニュースを見ながら、深く考え込んでしまいました。
エコな生活って難しいものですね。

お尚

1月
明けましておめでとうございます。
また年が改まりました。寅年の昨年は、じつにいろいろなことがあり過ぎましたね。
今年は卯年。おだやかな一年であることを切に祈ります。
うさぎのように耳を大きく立てて、話を聞くことから始めてみましょうか。

お尚

12月
早くも師走です。この一年、いろいろな出来事がありました。
善いことだったり、悪いことだったり・・・。
いつもずっと前ばかり見て生活していますから、一年がアッという間に
過ぎてしまいます。平成23年がどの様な年になるのか、どうしたいのか、
今年一年を心静かに振り返ることも必要です。一期一会の日々を大切に生きる
ためにも。

お尚

11月
北では雪の便り、南では台風と季節が目まぐるしく動いています。
今年の冬はどうなんでしょうか?
プロ野球はストーブリーグの頃合ですが、ドラフト会議がありました。
子どもの頃から夢を持ち続け、自身の努力と親の協力とにより、見事夢を叶えた人たち。
中には、その晴れ姿を親に見せることができなかった人もいました。
より良い自分になるよう努力をし続けることはとても難しいことです。
すぐに評価が分かれば話は簡単ですが、なかなか答えが出ないのが常です。
誰が見ているわけではなくても努力をし続ける姿、それが努力精進です。
必ず、ほとけさまは見ていますから。

お尚

10月
本堂前のキンモクセイが今年も時季を忘れずちゃんと咲いてくれました。
彼岸花は一週間程寝坊したようです。あんなに暑かった残暑はどこへ行ったやら。
すっかり涼しくなりました。
間もなく運動会です。練習にも熱が入り、先生方も子どもたちも真剣です。
昨今、子どもの心情を考慮して運動会で順位をつけないということがあるようです。
賛否両論ですが、勝った喜び、負けた悔しさを味わうことも運動会の醍醐味だと思います。
そして競い合うことで大きく成長していくのです。かけっこでも綱引きでも真剣勝負に
挑んだ子どもたちの清々しい顔が、そのことをよく物語っています。
運動会は保護者の皆さまのご協力が必要不可欠です。楽しい時間となりますよう、
手を携えていきましょう。

お尚

9月
昼はいまだにセミの大合唱、文字通りの猛暑です。
そんな中でも、夜には秋の虫たちの鳴き声がきこえるようになりました。
過ごし易い秋が待ち遠しい日々です。
涼しくなったらあれもこれも!などと思っていますが、数ヶ月もすると、
この暑い季節が懐かしく思う時が来るのです。
毎日の今、この時、生かされている命を大切にしましょう。
数日の命を精一杯生きるセミたちのように。

お尚

8月
夏本番です。持ち帰った朝顔やトマトが大きくなり、お庭を彩ってくれていると嬉しい
限りです。植物や野菜は正直ですから、一生懸命お世話をするとそれに応えてくれます。
どこか子育てに通じるところがありますね。
物言えぬものに気持ちを寄せて行動することは時に自らを犠牲にすることもあり、困難を
伴いますが、その先には少し前進した自分に出会える気がします。
未だ解決しない宮崎の口蹄疫問題。それこそ物言えぬ家畜を断腸の思いで処分した方々
の心中は察するに余りあります。懸命に尽くしても壁にぶつかっている人々にも同じよう
に思いを寄せ続ける人でいたいと、青いトマトの実を見て思う夏の日です。

お尚

7月
W杯、岡田ジャパン、もう少しのところでした。
前評判をくつがえしての快進撃。世界に通用する実力を十分に見せてくれました。
寝不足ぎみの人もいるでしょうが、たっぷりと勇気と元気をもらったのでは
ないでしょうか?
誰かを元気づけることもお布施です。もらってばかりいないで、少しは
分けてあげられるように、今日も一日、がんばろう!

お尚

6月
冷たい雨が続き、肌寒い日が多い毎日です。
少し出遅れたたけのこも背伸びをしてきて、境内の藤も真っ盛り。ほととぎすもきれいに
鳴いています。緑風を胸いっぱいに吸いこんで、元気にどんどん子どもたちも伸びていっ
てほしいものです。
本格的な保育が始まります。先生方は優しさと厳しさの中で、一人ひとりが持った大切な
宝の芽を上手に伸ばしていきます。昨日より今日、少しずつじっくりと成長するように、
社会において何が大切かを教えていくのです。一人ひとり尊い「いのち」だから、思いの
限り輝いてほしいのです。

お尚

5月
この春はまるでジェットコースターと言われるように、気温が乱高下。これも温暖化のせ
いでしょうか?
そのような中でも桜は花を咲かせ、鶯や燕もいつの間にか姿を見せてくれました。
季節は着実に進んでいます。私達も眼前の物事に一喜一憂しつつも、堅実に歩を進めて参
りましょう。環境に気を配りつつ。

お尚

4月
念願のSLに乗ってきました。ポーという汽笛の音、白と黒の煙のたなびく様、
シュッシュッという独特の音、どれもが新鮮でした。
夢の超特急が当たり前の現代に於て、自動車にも簡単に追い越されるSL。
でも、乗っている人、その姿を写真に撮る人、なぜか皆が笑顔で手を振り合います。
テクニック全盛の今、何か大切な心を伝えてくれているようでした。
さあ、新年度です。本園は建物など少々年季が入ってはいますが、テクニックに走らず、
大切な人としての心を伝えて参ります。どうぞ宜しくお願いします。

お尚

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