はなぶさ幼稚園
今月の和尚

2020年度の今月のお尚

毎月発行の「はなぶさだより」に園主(雲山寺住職)からの一言を載せています。

3月
弥生三月、園庭の椿が花を咲かせ始めました。幼稚園も残すところあと半月となりました。
本当に新型コロナウイルスに翻弄された一年でした。思えば一年前、感染拡大防止の為に
臨時休園となり、それが5月まで続いてしまいました。
できなかった行事が多々あった中でも、子どもたちは元気に成長していました。例年を知っ
ている大人の目には残念と映りますが、子どもたちには毎日が新しいことの連続です。
与えられた環境の中で十分に力を発揮できる柔軟性が大切であると改めて感じさせられま
した。子どもたちが、これからの生活の中でも大いに活躍してほしいなと切に祈ります。

お尚 

2月
今冬は寒い日が多いようですが、木々は新芽をつけて春を待つ準備が整っているようです。
すごいですね。
コロナの影響でNHKの大河ドラマも年越しで、間もなくクライマックスの本能寺の変です。
この時代、本能寺や妙覚寺といった寺院が信長公の宿所となりましたが、実は日蓮宗系
(本能寺は法華宗)の寺院なのです。信長・秀吉・家康といった権力者と当時の法華宗は、
様々な難題を突き付けられ葛藤を抱えながら存続を模索する厳しい時代でした。そのよう
な時代を経て今の時代がある有難さを噛みしめながら、残りの二週を観たいと思います。
当時の人々が社会的変革をどのように見つめていたのかも想像しながら・・。

お尚 

1月
明けましておめでとうございます。今年は大変寒い年明けでした。久々に本堂の花瓶の水
が凍りました。
毎年、我が家は元旦の実業団駅伝、二日三日の箱根駅伝でアッという間に三が日は過ぎて
しまいます。
今年の箱根駅伝は、誰もが9割方勝敗は決したと思っていたら「好事魔多し」ではありま
せんが、最終10区の残り2Kmでまさかの大逆転劇が起きました。本当に何が起きるか分か
らないものですね。
新型コロナ感染症に関しても、この先どうなるのかは誰にも分かりません。ただ重要なの
は、感染しないように注意深く警戒しつつ、辛抱強く耐え続けていく事と考えています。
皆様、お互いに用心しましょう!

お尚 

12月
何事も自粛自粛で気付いたら師走。私には達成感のない一年でした。今年、よく口にした
のが「例年なら」という言葉でした。忘年会やらクリスマス、そして年末年始と忙しくも
何となくウキウキする時期なのですが、今年はそうはいきません。この先も当分、大勢で
密集してワイワイと騒ぐ事はできないのかもしれません。やれて当たり前だと思っていた
ことが出来ない今、その有り難さがしみじみと感じられます。
「新しい生活様式」なるものがこれからの当たり前になっていくのでしょうか。とりあえ
ず静かに一年を振り返ってみようと思います。

お尚 

11月
園庭の観音像の前には様々なお供え物があがっています。例えば草花やドングリ、落ち葉、
木の枝、小石、そしてこの間はなぜか砂?・・・。
先生曰く、「お供え物というよりは、次に使うまで預かってもらっている」のだそうです。
あそび道具の一時保管所の役目もはたしていただいているようです。
お経の中に「遊びながら仏塔を作っている子どもの純粋な心の中にこそ仏は宿る」とあり
ます。今、コロナコロナで憂鬱かつ大変な毎日を送っている私たち大人には、そのような
心の余裕はないように思えます。心やすらかに過ごせる日々が一日も早く戻りますように
と、一所懸命拝みます!

お尚 

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